製造業の平均労働コストは低い伸び-賃金上昇をペソ下落が相殺-
(メキシコ)
米州課
2016年04月21日
米国のシンクタンクである全米産業審議会(コンファレンスボード)は4月12日、製造業の平均労働コストの国際比較データ(ドルベース)を発表した。メキシコの2015年の製造業平均労働コストは1時間当たり5.9ドルで、米国の6分の1以下だった。メキシコの労働コストの伸びは低く抑えられている。背景には通貨ペソの対ドル相場下落がある。現地通貨ペソでみた場合、自動車産業が集積している州では賃金が上昇傾向にある。
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