再生可能エネルギー導入は緩やか、企業は国外展開-電力安定供給に貢献する次世代エネルギー技術(9)-
(スイス)
ジュネーブ発
2016年02月22日
スイスは水力と原子力が発電量の9割超を占め、水力を除く再生可能エネルギーの導入ペースは緩やかだ。政府は2011年に「脱原発」を表明し、2050年に向けたエネルギー戦略を発表したが、2015年10月の総選挙では原子力発電推進の国民党が議席数を伸ばし、戦略の実現に不透明感が増している。次世代送電網(スマートグリッド)分野で強みを有する企業は、高い技術力を生かして国外市場の開拓を進めている。
ビジネス短信 56c28a015e873fed