固定レート以外のドル換算でボリバル建て債務を圧縮−国営石油公社頼みの経済(8)−
カラカス事務所
2015年04月15日
国営石油公社(PDVSA)は、会計年度終了後の15営業日までに未払い金・買掛金などを除く、債券・融資などで得た金融負債の報告書を公開することが義務付けられている。2014年の報告書からうかがえる経営の特徴は、外貨建て債務の増加と、固定両替レート以外の為替レートを複数回用いたことによるボリバル建て債務の見掛け上の圧縮といえそうだ。シリーズ8回目は、不透明なPDVSAの財務状況について。
ビジネス短信 5513a5fd45d30