オバマ大統領がカナダと結ぶパイプライン計画に拒否権を発動
ニューヨーク事務所
2015年03月16日
オバマ大統領は2月24日、カナダ・アルバータ州と米国中西部およびガルフコースト(テキサス州)を結ぶ「キーストーンXLパイプライン」の建設プロジェクトを承認する法案に拒否権を発動した。これを受け、上院では3月4日に拒否権を覆すための採決を実施したが、規定数の3分の2に達しなかったため、法案は事実上廃案となった。プロジェクトの主体のトランスカナダは、政府内で行われている環境などへの影響評価結果を見守りつつ、プロジェクト実現に向けた可能性を今後も探る方針を明らかにしている。
ビジネス短信 550125395e7b8