eコマース事業の国外流出と雇用機会の喪失を指摘−業界団体が2014年の調査結果を発表−
ブリュッセル事務所
2015年03月03日
ベルギーの小売りサービス業界団体COMEOSは、2014年のベルギーのeコマースに関する調査結果を発表した。それによると、ベルギーのeコマース市場は成長傾向が続いており、消費者が実店舗も持つウェブサイトからの購入を好んでいることから、国内小売市場全体の成長が期待されている。しかしその一方で、周辺国に比べて国外のウェブサイトを利用する消費者の割合が高く、eコマース事業が周辺国などへ流出する懸念もある。COMEOSはその理由として、近隣国よりも割高な人件費や厳しい労働規制を挙げている。
ビジネス短信 54f02921b1008