国産カードによる決済システムを導入−米カード大手2社は事業を継続−
モスクワ事務所
2014年08月07日
欧米諸国から経済制裁を受けているロシアは防衛策として、欧米に依存しない独自のカード決済システムを導入する。ロシア版カードは2015年半ばに発行が開始される見込み。一方、マスターカードやビザなど国際的な大手カード運営企業のロシアでの活動については、2日間の取引高に相当する保証金を中央銀行に預けるという厳しい義務が課されたことにより一時期撤退がうわさされたが、送金手続きについて現地パートナーと提携することで保証金預け入れを回避できるという代替措置が講じられ、活動は継続されることとなった。
ビジネス短信 53e09f600ea60