トゥスク政権、総選挙後初の内閣改造を実施−てこ入れ図るも政権運営は綱渡り−
ワルシャワ事務所
2013年12月17日
トゥスク首相は11月20日、2011年の総選挙以来初となる大幅な内閣改造を行った。EU補助金活用のため地域開発省と運輸・建設・海事経済省を統合し、インフラ・開発省を新設。これまで地域開発相を務めたエルジビエタ・ビェンコフスカ氏を副首相に据え、インフラ・開発相を兼務させた。また、財務相には若手エコノミストを起用するなど2015年の総選挙に向け折り返し点を迎え、政権のてこ入れを図った。ただし、連立与党は下院では辛うじて過半数を維持するにとどまり、綱渡りの政権運営が続く。
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