カキ養殖業に異業種参入、産品の全量を輸出−欧州中小企業から学ぶ販路開拓事例〔食品編(12)〕−

(ポルトガル)

マドリード事務所

2013年09月26日

ポルトガルでは1970年代まで、カキ養殖が重要な産業だった。当時は全国でマガキに似たアングラータと呼ばれる在来種のカキが養殖され、特にフランスで親しまれていた。海洋汚染のため1970年代にアングラータ種の養殖はほぼ壊滅状態となったが、カキ養殖業の再活性化へ向けた取り組みが進められつつある。農業・海洋省関連機関のセツーバル半島地域開発協会のナターリア・エンリケス氏にカキ養殖の現状について(8月29日)、異業種から参入したカキ養殖事業者ビバルセッテのルイシュ・フィゲイレード代表に同社の戦略について(8月14日)、それぞれ聞いた。

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