同等性認定省令の活用で登録が簡素化−医療機器市場の現状と課題(5)−
中南米課
2013年04月15日
医療機器の販売ビジネスを行う企業にとって、販売開始に先立ち、連邦衛生リスク対策委員会(COFEPRIS)に対して行う「衛生登録」(商品別の販売許可で、日本の薬事登録に相当)は避けて通れない課題だ。以前は登録までに長期間を要していたが、一連の規制緩和が実施され、改善傾向にある。2012年2月には日本の医療機器登録制度に関する同等性認定省令が発効したため、日本で登録された医療機器の登録手続きが大幅に簡素化された。まだ利用実績は少ないものの、今後の日本からの輸出には追い風だ。シリーズ最終回。
ビジネス短信 51678d2fdf250