「電力赤字」解消に向け抜本改革−ラホイ政権の「聖域なき改革」・電力システム(3)−
マドリード事務所
2013年03月07日
近年の再生可能エネルギー(RE)発電の急速な導入や、過剰かつ高コストな発送配電設備の維持コスト、電力需要減少による料金収入減などにより、「電力システム赤字」は2012年末時点で累積270億ユーロとGDP比3%近くに達した。政府はシステム破綻を回避すべく、2013年前半に抜本的な改革を発表するとしており、大手電力、RE発電事業者、電力利用者の痛みは必至とされる。RE買い取り制度の今後が不安視される一方で、新たなREビジネスも芽生えつつある。連載の最終回。
ビジネス短信 51370dcfe30d0