「RCEPとTPP」は「中国と米国」の主導権争いと報道〔タイ(3)〕−東アジア首脳会議−

(東アジア、ASEAN、タイ)

バンコク事務所

2012年11月30日

11月20日に東アジアの地域包括的経済連携(RCEP)の交渉開始が宣言されたが、各種報道はRCEPの経済圏の大きさなどを紹介しているだけで、そのメリット、デメリットには触れていない。むしろ中国と米国の主導権争いと捉える報道が多い。特に、米国はASEAN加盟各国の環太平洋パートナーシップ(TPP)参加を促すべく、「E3イニシアチブ」を開始、TPPなど高水準の自由貿易協定(FTA)への参加準備に向けた各国の基礎を築くものと位置付けている。

ビジネス短信 50b59d212f1e8

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