欧州委、中国産太陽光パネルに対し相殺関税調査を開始−中国側の対抗措置で泥沼化の懸念−
欧州ロシアCIS課
2012年11月26日
欧州委員会は11月8日、中国原産の太陽光パネルと関連部材(太陽電池やウエハー)に対する相殺関税(CVD)調査を開始した。これに先んじて、中国側はEU原産の太陽光発電用ポリシリコンに対するアンチダンピング(AD)およびCVDに関する調査を開始し、さらにEU域内における再生可能エネルギーに関する支援制度についてWTOに提訴するなどの対抗措置を講じた。太陽光発電産業における貿易摩擦が激しさを増している。
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