カンボジアへの投資に追い風−車両の相互乗り入れ始まる(3)−
バンコク発・プノンペン発
2012年07月12日
今回の車両相互乗り入れは、両国間での生産分業の可能性拡大につながっている。タイ政府は2013年に全国一律最低賃金300バーツ(1バーツ=約2.5円)を目指し、「これに納得できない企業は周辺国に出ていくべきだ」と強気の構えだ。実際に国境周辺では、日系企業を含め徐々に投資がタイからカンボジアに向かい始めている。車両の相互乗り入れ実現は、その流れを後押しすることになろう。シリーズ最終回。
ビジネス短信 4ffd4a024f1a0