日本の緊急警報放送システムが中南米で標準規格に
サンティアゴ発
2012年04月27日
エクアドルで3月14〜16日に開かれた地デジの日本・ブラジル方式採用国による国際会議(ISDB−Tフォーラム)で、日本の緊急警報放送システム(EWBS)が実質的な標準規格として承認された。チリでは、EWBSを使用した緊急警報放送実験が日本政府の協力の下、3月上旬に地方都市で実施され、ピニェラ大統領が訪日した際も防災に関する両国間の協力促進が盛り込まれるなど、防災システム整備への関心は高い。EWBSサーバーは、日本のメーカーが先行して開発を進めており、放送局への送信機器売り込みで欧米企業としのぎを削っている関連日本企業にとっては朗報だ。
ビジネス短信 4f98ea7d45178