伊藤忠が石炭権益確保−日本のエネルギー供給に一役−

(コロンビア)

ボゴタ発

2011年06月22日

伊藤忠商事は6月16日、北部セサル県で操業する米国系石炭企業ドラモンドの石炭資産の20%の権益(炭鉱と輸送インフラ資産)を約15億2,350万ドルで取得すると発表した。同炭鉱は全量一般炭で、伊藤忠は年間700万トンの日本向け独占販売契約を結んだ。業界関係者は、震災後懸念されている日本の電力供給能力をコロンビアの石炭が補完することに自負を表明している。併せてエネルギー取引でアジア諸国向け市場を多角化するメリットが得られることになり、治安改善による鉱業分野の目覚ましい成長に、さらなる拍車がかかると期待される。

ビジネス短信 4e0056720fa00

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