コンスタンツァ港の10年コンテナ貨物取扱量、前年比で微減−主力のトランシップ貨物が大幅減−

黒海沿岸のコンスタンツァ港の2010年のコンテナ貨物取扱量は、約57万TEU（20フィートコンテナ換算単位）と前年から微減した。黒海沿岸の他国向けに積み替えるトランシップ貨物が約4割減となった一方で、輸出入貨物は大きく増加した。同港の利用促進策としては、近くを流れるドナウ川との接続が重要で、EUはドナウ川の貨物輸送を促進する方針を示している。政府はEUの支援を受けて、ドナウ川の輸送インフラ整備に取り組む方針だ。