新興国市場開拓では輸出管理規制に注意を
シンガポール発
2010年05月06日
リーマン・ショック以後、日本企業は新興市場ビジネスへの取り組みを本格化させている。地域統括機能を担い、物流ハブでもある当地の日系企業の多くは、新興市場開拓の「前線基地」として、メコン、インド、中東などでビジネスを拡大しようとしている。ジェトロが4月12日、ブライアン・ケイブ・インターナショナルトレード(BCIT)、シンガポール日本商工会議所(JCCI)と共催した輸出管理セミナーで、講師は新興市場への輸出拡大には先進国市場とは異なるリスクがあり、その1つが安全保障面での輸出管理だ、と注意喚起した。
ビジネス短信 4bda83582ea18